土地売却するのに測量は義務なのか?必要性や目的を解説
2020/11/17
「土地を売却するには測量って必要なの?」と考えている人もいるかと思います。
土地を売却するにあたって、測量は大切な作業です。
測量の知識がないまま売却してしまうとトラブルの恐れも…。
この記事では、土地を売却するときの「測量」について詳しく解説します。
これらから土地売却をされる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
土地売却時におこなう測量とは?義務について知りたい!
結論から言うと、土地売却時の測量は義務付けられてはいません。
しかし、状況によっては測量が必要となることもあります。
そもそも測量とは、土地の境界を調査・確認・確定すること。
専門業者が調査した境界に「境界杭」を設置、そのあとに「境界確認書」を交わして確定させる作業となっており、土地面積が変わったら新たな測量図を作成しなければいけません。
隣接地との境界によるトラブルを防ぐために、とても大切な作業になります。
測量図には以下の3種類があります。
1.現状測量図:土地の現状から測量図を作成したもの(隣接地所有者の合意不要)
2.地積測量図:ひとつの土地を複数に分けるときに作成するもの(隣接地所有者の合意不要)
3.確定測量図:隣接地所有者の合意を得たもの(隣接地所有者の合意要)
「現状測量図」と「地積測量図」は正式な測量図として認められず、売買契約をするときは「確定測量図」が必要になります。
その理由は、土地の面積で売却金額が大きく変わることです。
土地面積は一般的に、1坪あたりの金額が表記されています。
1坪は3.3平方メートルで計算され、坪数に誤差があればその分金額も変わってきます。
そのため「確定測量図」がなければ、土地の売買契約ができないとされているのです。
さらに境界を明確にしていないと、売却後にトラブルが発生する可能性も考えられます
土地を売却する際の測量は義務付けられていなくても、売主・買主の両者にとって大切な作業と認識しておきましょう。
義務ではないのに必要なの?土地売却時に測量が必要となる場合とは
土地売却時に「確定測量図」があれば測量は義務ではありませんが、測量しなければいけない場合もあります。
・価格が高い地域の土地(誤差があると影響が大きいため)
・フェンスや塀など境界を示すものがない(境界が変わっている恐れがある)
・境界杭がない(境界が変わっている恐れがある)
・相続税を物納する場合(測量する義務がある)
上記のような場合は、土地を売却する際に測量が必要となるので注意してください。
測量が完了するまでには、約1ヶ月半~3ヶ月以上かかります。
官民立会いや隣接地所有者が承認しない場合は、もっと期間がかかることもあるでしょう。
土地売却を検討しはじめたら、早めに測量をすることをおすすめします。
まとめ
土地売却においての測量の重要性は、ご理解いただけたでしょうか。
義務ではありませんが、トラブルを避けるためにもきちんと測量することをおすすめします。
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