建築条件付き土地とは?購入までの流れやおすすめポイント
2020/10/20
不動産購入の形態の一つに、建築条件付き土地があります。
通常の注文住宅よりコストが抑えられる可能性があり、マイホームの購入を考えている方におすすめのプランです。
そこで建築条件付き土地でマイホームを建てるときの流れや、メリット・デメリットを解説します。
建築条件付き土地を購入したときの流れ
建築条件付き土地とは、住宅の建築にあたり施工業者が指定されているものを示します。
そのため注文住宅を建てる際、自分で工務店を選べません。
ただし、住宅部分と別々に契約するより割安になることもあり、建築コストを抑えたい方におすめです。
さらに売主側にとっては、土地の売却と建物の建築請負両方で利益を得られるメリットがあります。
したがって購入希望者が現れる見込みの高い人気エリアでは、建築条件付きとして販売されていることも少なくありません。
<建築までの流れ>
購入から建築までの具体的な流れは、ほかの注文住宅と変わりません。
・土地の売買契約を結ぶ(手付金を支払う)、住宅ローンを申し込む
・間取りや仕様を決定し、工事請負契約を結ぶ(手付金を支払う)
・着工〜完成
・引き渡しおよび残代金を決済する
施工業者を探す手間が省けるため、建物完成までの期間は短い傾向にあります。
建築条件付き土地の購入をおすすめできる人
建売住宅のように決められた間取りの中から選びたい方には、建築条件付き土地の購入がおすすめです。
フルオーダーの住宅より安価ながら部分的に希望を取り入れられますから、注文住宅と迷っている方にも向いています。
<メリット>
建築条件付き土地は売主にとって高い利益を得られる販売形態なので、駅近など利便性の高いエリアでも物件が見つかりやすい点がメリットです。
また、その場所に建てられるプランが用意されていることが多く、完成後のイメージ把握が容易です。
プランがある程度決まっているセミオーダータイプなら、内装や設備などこだわりたい部分にコストをかけることもできます。
さらに建築過程において住宅診断を実施できるのも、建売住宅ではできないメリットです。
<デメリット>
建物の施工業者が指定されているため、取り入れられるプランに制約が生じる可能性があります。
また土地購入から一定期間内(一般的には3カ月以内)に設計をまとめなければならず、じっくりプランニングしたい方には不向きです。
そのため購入前から、間取りなどに対する希望をまとめておきましょう。
まとめ
建築条件付き土地の購入から、建築の流れとおすすめポイントをご紹介しました。
コスパの良さと注文住宅ならでは自由度を、バランス良く実現できる物件です。
建売住宅とも比較検討しやすいので、土地購入で迷っている方におすすめです。
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