任意売却と競売のメリット・デメリットを比較!
2019/12/17
事情があり、自宅などの不動産を売る場合の方法に任意売却があります。
今回は、任意売却のメリット・デメリットについて、競売と比較しながら詳しく解説します。
任意売却と競売を比較した場合のメリット・デメリット
なんらかの事情で住宅ローンを返済できない場合に選択できる売却方法に「任意売却」があります。
また、銀行などの債権者が、住宅ローンの不払いが続いた場合に、貸付金担保のために抵当権を設定した不動産を競売(裁判所での強制的な売却手続き)にかけることがあります。
まずは、この2つの方法を比較し、メリット・デメリットを見てみましょう。
<任意売却のメリット①>
一般的な不動産市場の相場と、近い価格で売却できる点が挙げられます。
任意売却では、物件の情報を広く公開し希望に近い条件で買ってくれる人を探す時間が確保できるのです。
一方、競売では情報公開に制限があり、売却価格は一般的な不動産市場よりかなり低い価格になってしまいます。
<任意売却のメリット②>
プライバシーを確保した状態で売るのが可能な点を挙げることができます。
一般的な不動産の売買と同様の販売活動ができ、近所や親せきなどに事情を知られることなく売れるのです。
一方、競売の場合は、売り出している不動産の情報がインターネットや新聞といった多くの人の目に触れる媒体に掲載されてしまいます。
近所の方や仕事場に、自宅を競売にかけていることや住宅ローンを返済できない事情が知られる危険性があります。
このように比較すると、競売より任意売却のほうがメリットが大きいと言えますが、デメリットもあるためチェックしておきましょう。
<任意売却のデメリット①>
住宅ローンの滞納が前提だということです。
滞納すると、ブラックリスト入りしてしまい、以後数年間、新規ローンを組めなくなる可能性があります。
<任意売却のデメリット②>
最終的に、競売に掛けられてしまう可能性が出てくる点が挙げられます。
競売も、住宅ローン滞納を前提とする手続きですが、不動産の所有者が主体となって行う任意売却と、債権者の申し立てで強制的に行われる競売では、売却代金など様々な点で差があります。
任意売却をする場合の注意点!
最後に、自宅を任意売却しなければならなくなった際の注意点として、不動産会社選びが挙げられます。
任意売却は、一般的な不動産売買とは性質が異なる点があるため、専門の会社を選ぶのがおすすめです。
具体的には任意売却の実績が豊富で、弁護士や司法書士とスムーズに連携が取れる会社などが挙げられます。
まとめ
任意売却は、競売と比較するとメリットが大きいと言えますが、注意点もあります。
今回ご紹介したデメリットや注意点を理解したうえで任意売却を検討しましょう。
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