収益物件の選定に重要な目安となるNOIとは何なのか!?
2019/11/26
不動産投資を行う際は、利回りの良さや安定した収益を見込める物件に投資したいですよね。
しかし、その物件で実際にどのくらいの収益が出るのか、実力がいまいちわからないという方もいると思います。
そこで重要視していただきたいのが不動産投資における「NOI」という表記です。
普段あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、安定した不動産収入を得るためにはとても重要なものです。
収益物件の指標NOIとは何か&その重要性とNOI利回りとのちがい
では、不動産投資で重要なNOIとは一体なんのことなのでしょうか?
<NOI利回りは家賃収入の手取り!>
NOI利回り(エヌ・オー・アイ)とは、Net Operating Incomeのことで、収益物件で得られる家賃収入の手取り(純利益)を表しています。
収益物件の広告の多くは利回り◯%という風に利回りを重要視し数字にして表していますが、それは表面利回りのことで、実際の手取り家賃はもっと低いということになります。
例えば、物件価格1,000万円の収益物件を購入し、家賃収入が80万円見込めるとします。
すると80万円÷1,000万円×100で表面利回りは8%となり、投資物件としてはまずまずだと思うかもしれません。
しかし、空室損や物件の運営管理費などを考慮すると、実際のNOI利回りが3%ほど安くなります。
そのため、表面利回りだけでなく、NOI利回りにも着目して物件選びをすることがポイントです。
収益物件の選定で重要なNOIは最低でも5.5%以上を選ぶのが目安
不動産投資を行う収益物件の選定にあたり、目安となるNOI利回りは何%程度なのでしょうか。
その年のデータによって異なりますが、2018年の時点では表面利回りは全体で6%が目安となっています。
しかし、NOI利回りは、そこから税金や空室損や未回収損、物件運営費などの経費を差し引いた数字です。
例えば、表面利回りが5.5%で運営管理費などの経費が1.5%の場合、NOI利回りは4%となり、不動産投資信託と同水準になってしまいます。
そのため、収益物件として物件を選定する際は、表面利回りを最低でも5.5%以上のものを選ぶことをおすすめします。
また、高利回りの収益物件でも、運営費やローンの組み方によって収支のバランスが異なります。
そのため、最終的な手取り家賃は、表面利回りの目安だけでは判断しにくいので注意しましょう。
まとめ
「NOI」は、収益物件で得られる家賃収入の手取り(純利益)を表しています。
不動産投資における「NOI」は、収益物件の選定に重要な目安となります。
収益物件で安定した不動産収入を得るためには、表に出ている数字だけでなく、NOI利回りにも着目し、空室率や立地、需要などを総合的に見て判断するようにしましょう。
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