不動産売却を検討中の方必見!インスペクションのポイントと注意点
2019/11/26
2018年から、家を売却する際は、売主と買主がお互いに良好な取引ができるよう、不動産会社よりインスペクションがあっせんされるようになりました。
しかし、インスペクションはまだまだ認知度が低く、具体的にどんなことを行うのか分からないという方も多いです。
ここではインスペクションを行うメリットやポイント、注意点について解説していきます。
これから家の売却を行う方はぜひ、参考にしてみてください。
不動産売買時のインスペクションのポイントと売却前に行うメリット
インスペクションとは「検査」という意味で、売却する住宅の劣化状態や性能の低下具合を調べるものです。
調べ方は、一般に目視や計測で行われ、主なチェックポイントは、屋根や外壁、基礎、柱などです。
インスペクションを行うと、普段目にすることのできない住宅の内部の状態を把握し、住宅として問題なく使用できるかどうかを把握できます。
インスペクションを行うメリットは、検査をクリアすると既存住宅売買瑕疵(かし)保険に加入できるという点です。
売主が損害賠償を背負う、もしくは契約解除を求められる瑕疵担保責任は、一般的に三カ月とされています。
三カ月を過ぎてから瑕疵が発見されると、買主側で補修を行わなくてはならないため、買い手としてはマイナスイメージになるでしょう。
しかし、インスペクションに合格している物件であれば、その費用(全額または一部)を保険でカバーすることが可能です。
インスペクションは義務ではないため実施は任意ですが、売却する側にも購入する側にもメリットがあるのです。
売却前のインスペクション実施のポイントと行う場合の注意点
インスペクションを行う場合は、以下の注意点をポイントとしておさえておきましょう。
<物件によっては既存住宅売買瑕疵保険に加入できない>
既存住宅売買瑕疵保険に加入できるのは、新耐震基準で建てられた物件のみです。
売却したい住宅が昭和56年6月1日以前に建てられている場合、旧耐震基準で建築されているため、保険の適用外となってしまいます。
<費用負担の問題>
インスペクションを行う際、その費用は売主がもつか買主がもつか明確な基準はありません。
しかし、売却する側がインスペクションを行えば、売却時のアピールポイントとなり、早々に売却できるかもしれないというメリットがあります。
まとめ
インスペクションのポイントと、売却時に行うメリットと注意点について記述いたしました。
インスペクションは、売主にも買主にもメリットがあります。
中古住宅を安心して取引できるように開始されたインスペクションは、売却を考えたときにぜひ知っておきたい制度といえるでしょう。
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