収益物件は一棟所有と区分所有のどちらにすべき?
2019/10/29
収益物件で不動産投資をするには、建物を一棟丸ごと所有する方法と区分で所有する方法の2パターンがあります。
投資スタンスは人によりけりですから、どちらが自分に向いているのかも含めて投資判断しなければなりません。
そこで収益物件にはそれぞれどんな違いがあるのか、メリット・デメリットとともにご紹介します。
収益物件の一棟・区分とは?
収益物件は、主に一棟所有と区分所有に分けられます。
<一棟所有とは?>
一棟所有とは、アパートやマンションを一棟丸ごと賃貸経営するスタイルのことです。
ある程度の広さを有する土地にアパートを建てたり、あるいはすでにある集合住宅を丸ごと購入して不動産投資を始めます。
建物全体を管理できますから、規模の大きさを生かした経営戦略が可能です。
<区分所有とは?>
区分所有とは、分譲マンションを一室単位で賃貸経営するスタイルのことです。
1つの分譲マンション内で、複数戸を所有(バルク買い)する方法もあります。
資金力やキャッシュフローの変動に合わせ、買い増しや売却がしやすい特徴があります。
収益物件における一棟と区分のメリット・デメリット
一棟所有も区分所有も、メリット・デメリットがあります。
収益物件を購入するなら、それぞれの特性を知ることが大切です。
<一棟所有のメリット・デメリット>
一棟所有のメリットは、建物を丸ごと所有するため空室リスクが小さくなる点です。
一斉に退去が発生しない限りはいきなり収入がゼロになることは少なく、また建物の修繕管理も自己判断で柔軟に実施できます。
デメリットは一棟丸ごと購入するため、初期費用が高額になる点です。
ただし一棟丸ごとを経営する場合は事業として認められ、融資を受けられる可能性が高まります。
資産形成を考える上では、一棟所有の方がメリットは大きいです。
<区分所有のメリット・デメリット>
区分所有のメリットは、一部屋単位で購入できるため少ない資金から不動産投資を始められる点です。
中古の収益物件なら数百万円からのものもあり、初めて不動産経営をする人でも手が出しやすい魅力があります。
区分所有のデメリットは、空室が発生すると収益がゼロになってしまう点です。
また設備や共用部分などの修繕管理は建物の規約に縛られるため、自分の判断で自由に行えないデメリットがあります。
まとめ
収益物件の一棟所有・区分所有とはどういったものなのか、違いや特徴について解説しました。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、どちらが自分のスタイルに見合っているか判断するようにしましょう。
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